こんにちは、こんばんは!
iPhoneは売れないと予想されている記事(専門家?にも同様の意見があったりもする)を読んでみると、そうかな?と思うことの多い兄やんです。
そもそもが、アップルのスティーブ・ジョブズ氏が目指しているのは、2008年度中にiPhoneが世界のケータイ市場で1%のシェアを獲得しようとしているのです。
アップルは、日本のケータイキャリアやメーカーとは違い、日本の市場だけという、狭いものの見方をしていません。
また、世界のケータイ市場で1%というのがどういうことか?を考えると、非常に面白いことになっています。
iPhoneショックによると、
>日本のケータイメーカーの出荷量は、トップ10社の出荷量を合計しても、世界のケータイ端末市場規模の5%という、かなり厳しい状況に追い込まれている
とされています。
この数字から、iPhoneがいかに売れているか?これから売れる可能性を秘めているか?ということが分かるかと思います。
iPhoneという1機種だけで1%をとるのに対して、日本のケータイメーカーはいくつの機種を作っているのか?という生産・開発のコストを考えた場合、iPhoneがズバ抜けて売れていることが分かるハズです。
日本で誰もかしこもiPhoneを持っている、みたいなことが売れるというのなら、どこのケータイメーカーのどの機種もそれは同じことで、達成できていません。
また、iPhoneには「着うた」や「ワンセグ」、「お財布ケータイ」などの機能がないことを致命的と見る人もいますが、果たしてそうでしょうか?
「着うた」は「iTunes」で代用されますし、ワンセグも利用頻度が低く、「iPhone」では「You Tube」も見れます。「お財布ケータイ」に至っては、利用・普及率の面から見ても進んでいませんし、電子マネーを受け入れられない日本では、買い替え需要の起きる2年くらいは機能として無くても不自由しないでしょう。
日本では、目に見える数字だけが異常に評価され、数値化できない目に見えない価値に対する評価が低いことからも、スペックや機能点で劣ることからiPhoneの魅力はないと言う人もいますが、そこは好みだと思います。
ハイスペックで多機能なものがいいという人と、デザインや付加価値を求める客層とは別物です。ある一定以上の水準を満たしてしまえば、スペックや機能よりも、他の価値がモノを言うようになります。
モノがない時代はモノを手に入れることが優先順位として高かったですが、モノがあふれてくると、人はそれだけでは満足しなくなり、さらなる価値を求めていることからもそのことは理解できると思います。
残念ながら日本では、本質的なサービスよりも必要以上の接客サービスなどの安易な価値に走る傾向があるため、無駄なコストがまわって悪循環になってますが・・・。
そう考えると、機能はよく使う必要最低限のものが操作性の楽しさと合わさっているため、日本のケータイよりも有利です。問題は価格になってくるでしょう。
それよりも気になるのは、アップルの販売戦略です。
ヤフーの意識調査とは裏腹に、兄やんが今行っているアンケートの途中経過を見ていても、iPhoneは何がなんでも欲しいというわけではない、という感じの回答が多かったりします。
兄やん自身、この結果は予想していましたが、7割は欲しいけどキャリアを変えてまでするのはどうかな?というものや、条件次第といった感じで、それこそがアップルの戦略ではないか?と考えています。
少なくとも、日本市場に対してアップルは何の広告もしていないのに、勝手に兄やんみたいな輩がiPhoneについて騒いでいたりするのです(笑)。でも、ここがミソだと思います。
兄やん自身も、米国IT企業社長のブログで何度もiPhoneに関する記事を見ているうちに、最初は「ふ~ん」という感じだったものの、今ではまんまとアップルのまわしもの風になってるくらいです(笑)。
B-Promotionのような、ブログでの口コミが兄やんのように肯定的な意見もあれば、否定的な意見もある、というこの状況が既に大きな広告効果になり、気になる存在になるのです。
実際、iPhoneに関する記事を書いたせいか、ここ1週間のこのブログの検索キーワードはiPhoneに関するものが上位をほぼ独占しています(上位にあるiPhone以外は「兄やん」というキーワードくらい)。
兄やんは、できれば人と同じことをしたくない天邪鬼なので、こういうことは避けたいのですが、多くの人がこのアップルのiPhoneからいろんなことを学んで欲しいと思っているので、これからもちょいちょい更新していこうと思っています。
さらにiPhoneショックに詳しく書かれているのですが、発売が近づいてくるにつれて魅力的で効果的なCMを流したり、情報開示するなどして、発売日に近づくに連れて、徐々にiPhoneについての情報が明らかになっていき、「欲しい!」と思わせるような、ブログ、サイト、TV、新聞を巻き込んだプロモーションを展開したようです。
また、発売後にも注目すべき動きがあるため、こういった一連の動きをしっかりと観察したいと思います。日本とアメリカで発売したときの状況では、前提の情報量の違いがありますが、その上でアップルがどういう動きを見せるのか?興味もありますし、勉強になることでしょう。
少し話は変わりますが、現在、ドルが安いために円が高いように錯覚させられていますが、相対的に価値の下がっている円を見てみれば、日本全体が衰退産業のようなものなので、日本はケータイ産業だけでなく、他の分野でも世界市場を本気で考えた戦略を、それこそ国を挙げてする必要があります。
原料費などの高騰の裏には、日本の円の相対的な価値の喪失現象が少なからず影響しているでしょう。
アデランスの経営陣が株主に退陣させられたくらいで大きなニュースになるような国ですから、日本株に魅力を感じない外国人投資家が後を絶たないのも仕方のないことです。
日本の技術力は高いのに、それを日本国内だけにとどめている意味がイマイチ兄やんには理解できません。利権がなくなることを恐れるよりも、それ以上に世界市場で儲けてやろうというようになんで考えないのか?と思います。
ドコモはiPhoneに固執するよりも、そのリーチを活かすことを世界市場規模で検討し、必要があれば社内改革を断行するなりして、逆に世界のケータイ市場でiPhoneを打ち負かすくらいの気概が欲しいと思います。