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2007年12月19日

生活保護をケチるのは憲法違反だ

厚生労働省は、生活保護を受けるということがどういうことなのか?をまるで理解していない。このニュースによると、『憲法25条 条文』に違反していることが理解できない奴らに、セーフティネットの構築は期待できない。

憲法25条の条文にはこうある。

1.すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2.国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

これは、現時点でも実践されていると言える状態では到底ない。社会主義的なことを言いたいわけではないが、支給額の議論をする前の問題である。

実際、生活保護の手続きを知っている人はどれだけいるだろうか?ネット環境にある人ならネットを調べれば分かるだろうが、そういったことをしないでどうやって手続きをすれば生活保護を受けられるのか?ということを知っている人はどれだけいるだろうか?

夜回り先生シリーズの本の中でも書かれているが、生活保護という手段を知らないがために命を落としたり、人生の大半を棒に振らざるを得ない人がどれだけいるのか?ということを彼らは分かっていない。

また、うつ病に関するセーフティネットも十分ではない。まず、社会が理解していない、理解しようという方向に持っていってないことも問題ではあるが、それでもセーフティネットが支えになってくれればなんとかなる。

後方の憂いがなくなれば戦いに専念できるのだが、後方からも不安が襲ってくるのであれば、生活保護という選択肢を必要とされる状態になった場合、挟撃されている状態で戦っていかなければならないことになる。

こんな状態では、今現在生活保護を受給している人たちが、余計に生活保護からの自立ができなくなってしまう。

うつ病に限らず、日本では自己責任の名の下に、セーフティネットを削ろうとする動きが出始めている。それも、一部の人間の横領のために、そのツケを彼らに払わせようというのだ。

ふざけるな!と言いたい。少なくとも日本の社会は、この資本主義社会を生き抜くための教育を今までしてこなかった。その中で競争社会、自己責任というのも若干疑問はあるものの、それはこれから啓蒙していけばいいだろう。

しかし、セーフティネットを含めた社会保障に関する知識も教えていないのだから、本当にそれを必要としているのに、まだ受給できていない人たちは少なくないだろう。

そして、そういう社会を作ってきたのはどこのどいつなんだ?ということを考える必要がある。

確かに、財政面で生活保護などのセーフティネットが年々負担になっているのは誰でも理解できる。しかし、その数字をちょっと変えたくらいでこの問題が解決するのか?ちょっと考えたら分かることではないか!

必要なのは、根本的に今の社会の問題点を浮き彫りにし、それを解決することであって、対症療法ではない。日本自体がこの先送り対症療法体質であることも問題である。

もうこんなやり方は通じない。舛添厚労相にとっては、過去の責任まで被らされる格好になって大変だろう。マスコミも野党も与党内にも、そういった過去の問題を浮き彫りにしたら、浮き彫りになった時の大臣をたたくような体たらくなので、やりにくいとは思う。

だからこそ、今本当に取り組むべきことを考え直す必要があるのだ。

生活保護を含めたセーフティネットが大きな負担になるのであれば、そうならないような根本的な問題解決をするための活動をしていくべきである。それは、受給額を減らすことでも、セーフティネットの存在を教えないことではない。

ここまできたら、根本的に解決しようとしなければどうにもならない、という状況を作らない限りは、問題は解決できないだろう。

そういう意味でも、受給額も増やす方向で見直し、セーフティネットの存在を国民全員に知れ渡るような努力をするべきである。今のような状態だから、対症療法で先延ばしにしようとするのである。

天下りのようななんの役にもたたない、必要のない組織に人材と税金を投入するのなら、こういったことへの取り組みに参加する人材に税金を投入するべきではないだろうか?

2007年12月02日

優秀な社員を辞めさせない方法を検証

優秀な社員を辞めさせない方法』というのをご存知でしょうか?

正直、あんまり期待せずにクリックして読んでみたんですが、意外とまともなことが書いてあるように思います。

ということで、それぞれを検証してみたいと思います。
それぞれの項目のタイトルだけを表示して検証するので、その項目の詳細を見たい人は、コチラのページをご覧下さい。

1. 企業文化を正しく伝える
まあ、これは当たり前なんですが、補足をすれば伝え方がヘタだと、逆効果になることもあるので、注意が必要だと思います。

企業文化を明文化していたとしても、急速に発展する今の世の中では、その動きに対応するように、柔軟な変化が求められるため、そういった変化にも積極的に対応することは盛り込むべきでしょう。

2. 規律の範囲内で自由を与える
これは、その通りなのですが、度を過ぎると公的機関や官庁のようなムダ遣いにつながる恐れがある部分ですから、そういう意味での管理は必要になってくるものの、必要だと思います。

3. 多様性を大事にする
異論なし。

4. 良き企業市民であること(コーポレートシティズンシップ)
まあ、異論なし。

5. 正しく褒める
異論なし。

6. 福利厚生で工夫
確かに、結婚式の引き出物みたいに、選択性にしてもらえればおもしろいでしょうね。

7. 従業員のニーズは変化する
異論なし。

8. 偉大な従業員は偉大なリーダーの下に集う
そうとは限らんとは思うけど・・・。確かにそういう傾向もあるけど、辞める理由はそれだけじゃない。

9. 定期的な面接
好きというか、コミュニケーション不足、伝達ミスなどがあったら、方向性にギャップを感じて不安感・不信感をもつことはあるので、やるべきでしょう。

10. 最も仕事がしやすい環境を整える
まったくその通り。課題だけを押し付けて、それを達成するためのインフラも、時間的余裕もない状態で無理難題を従業員に押し付ける会社はまだまだ多い。

11. 仕事/プライベートのバランス
このことが結果的に、昔よりも今の若い人たちの心理面を圧迫する結果を招いているため、ここに犠牲を払わせるべきではない。

12. 休暇をとるようにしつこく迫る
これは、長期的に見てもそうさせるべき。

うつ病になるような人は、自分で休むことができない。社内でうつ病を発症させてしまうということは、企業としても、その後、その人が治るまで会社が面倒を見なくてはいけない、という金銭的・戦力的なマイナス要因が出てくる。

また、休みという遊びと仕事のバランスが良ければ、遊びからクリエイティヴな発想も浮かびやすくなるものなので、これも推奨するべき。

13. 雇用主と従業員の間に信頼関係を
信頼関係もそうやけど、コミュニケーションも大切。信頼関係を作るのには、ある程度以上のコミュニケーションがないと難しい。

14. 雑草を排除する
これは、選定基準を間違えると、逆に良い人材を手放す結果にもつながるので、選定基準は重要になってくる。雑草の排除に関しては、公官庁とかでやって欲しいけど。

15. 新人発掘
最近、育てることを怠って、目先のバイトや派遣で対応しようとして、結果質を落とす会社が多いように感じる。上の方の雑草をちゃんと排除して、新しい風を呼び込むようにする必要がある。

16. 季節毎に大切に思っている事を伝える
これは、義務としてではなく、本心から感謝しているなら自然とする行為である。逆に何か向こうから下心なしで送ってもらえるような人望のあるリーダーがいる組織であれば、最高のパフォーマンスを引き出せるでしょう。

以上

とはいえ、こういうことを実現できる会社・経営者はどれくらいおるんやろうな~?というのが正直なところ。大筋では異論ないけど、国内情勢が(それを扇動するマスコミが)古いやり方を推奨しているうちは、実現できる会社は、外資系が多くなるんやろな~、と思う。

外資系が入って困るなら、外資系を規制するのではなく、それに勝てるような産業基盤を整えることに力を注いで欲しいものである。