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2007年11月16日

握手運動

握手運動』とは、最も抵抗なくできるスキンシップである握手を日常生活に取り入れることで、そこから得られる様々なプラスの効果を日本中に波及させることを目的とした運動です。

握手をする時には、相手の目を見ること以外は、自由に状況に合わせてみたり、自分のスタイルでやってみればいいと思います。

目で相手に語りかけながらでもいいでしょうし、実際に語りかけてながらでもいいでしょう。また、高倉健のように不器用な人は、手の中にメッセージを込めて握手をしてもいいでしょう(笑)。

この握手運動に賛同していただける方は、ぜひ自身のメディア(ブログ・HP・メルマガ・mixiなど、なんでも構いません)でこの握手運動を紹介してもらいたいと思います。

メディアを持っていなくても、自分のまわりの少数の人だけに握手運動をするのでも構いません。とにかく、一過性の運動ではなく、習慣として文化レベルまでになってくれると嬉しく思います。



さて、本題に入る前に、みなさん疑問に思っているであろう、「なぜスキンシップが必要なのか?」ということについて説明したいと思います。

幼少期に親からのスキンシップが少なかった子どもは、情緒不安定になりやすく、ストレスを溜め込みやすかったり、何かと心理面でマイナスな影響を被ってしまうことになりがちだったりという研究結果がいくつも出ているそうで、凶悪犯罪を起こす人にもこういった傾向が認められているようです。

スキンシップが重要なのは、何も人間だけではありません。
実際、ある動物実験でも、集団で行動する動物を隔離すると、体調に異変が起き、よく凶暴化するそうで、集団でいる時にはやらないような異常行動に走る傾向が認められています。

これらは、集団心理の中で、不安感が募り、それがストレスとして体調に異変が起き、それがつもりつもった結果、凶暴化したり、異常行動になると考えられています。

人間も集団生活を行う動物である以上、スキンシップが大人になってからも重要であることはお分かりいただけると思います。

それなのにも関わらず、我々は、ストレス社会と言われるようになり、感覚的にストレスを実感しているものの、そのストレスを増やす努力はするのに、減らす努力をあまりにも怠ってきたのではないでしょうか?

人を攻撃することでストレスを解消する人がいますが、攻撃された人の多くは、そのストレスよりも増大したストレスを被ることになり、そういったストレスまみれの人が増えてくれば、めぐりめぐって自分に強大化したストレスが降りかかってきます。

そういった悪循環を断ち切る方法は何かないかな?と兄やんは常々考えていました。そして、今うつ病に関する本を書いている中で、『握手運動』というのを思いつきました。

人間を含めた動物にとって必要なスキンシップを、できるだけ抵抗のない自然なカタチでできるのは、握手しかないのではないかな?と、兄やんは思ったのです。



兄やんの提唱する『握手運動』と似たものに、『フリーハグ』というものがあるそうです。

この記事を書く前に、友人数人に「『握手運動』と聞いて思い浮かぶことは何?」と尋ねたところ、何人かの答えに「フリーハグ」と返ってきました。

で、兄やんは、「フリーハグ」というものを知らなかったので(笑)、調べてみると(Wikipedia『フリーハグズ』参照)、確かに兄やんが考える『握手運動』というのは、これに近いものに当たります。

ただ、ここでも指摘されているように、日本ではハグという習慣がないため、浸透しにくいわけです。ましてや、今の日本の生活環境において、見知らぬ人と・・・となると、余計に難しいでしょう。

そこで、『握手運動』が効果的になってくるのです。自分が好意を持っていないような初対面の人に、いきなり肩を抱かれたり、腕を組まれたり、ハグしてきようとしたら、気持ち悪いどころか、恐怖を抱くことさえあるでしょう。

でも、それが握手だったらどうでしょう?

仕事でも友人の紹介などで、初めて会った人が握手を求めてきたら、その人に対して敵意を抱くでしょうか?握手を求めた方も、求められた方も、よほど強引なことをしない限り、フツーは笑顔になり、謙虚な気持ちになるのではないでしょうか?

こうやって、ほとんど抵抗なく人間にとって大切なスキンシップができる握手をする機会を増やしていこう、というのがこの『握手運動』の目的なのです。

握手運動』が、心にも社会にもプラスの影響を与えるということは分かっていただけたでしょうか?



さらに、この『握手運動』をビジネスシーンなどでもぜひ活かしてもらいたいな、と思います。

仕事で握手を効果的に使っている人は、既に一部の業種にも存在しています。営業マンや交渉人、経営者、プロスポーツ選手、よろしくない業種として詐欺師なども、意識して使っています。

中でも、選挙活動などで、政治家が通行人に握手を求めるのも、握手によって親近感を得てもらい、選挙を少しでも有利にしようという明確な意図があるからです。

しかし、今まではごく限られた人たちにしか、その恩恵を得られませんでした。また、その効果も限定的でした。ということで、仕事に取り掛かる際の流れの中に組み入れてみることにしてみてはどうでしょう?

例えば、朝礼やミーティングなどで、用件を伝え終わり、解散してそれぞれの業務にとりかかる前などに、それぞれが握手を交わすようにするとします。

そうすると、1つの目標に向かって頑張ろうという仲間意識が芽生えやすくなり、しっかり頑張ろうというやる気が生まれるようになります。

また、メンバーの体調の変化や心の変化にも一早く気付くことができ、メンバー間でのフォローをすばやくできるようになります。

中には、熱が出ていて、体温が異常に熱かったり、プライベートでつらいことがあって、元気がなかったりする人の変化にいち早く気付いてあげることもできると思います。

もちろん、自分からそういったことを言える人もいれば、調子がかなり悪くてもそれを言えずに、無理してしまって溜め込んでしまうような、うつ病になりやすい気質をもった人もいるので、メンバーがそうならなった時にも気付いてあげることができます。

特に、調子の悪い人への配慮を欠かさないことは、組織としてのパフォーマンスの維持・向上に大きく影響します。

通常、組織から1人が離脱すれば、一時的に他にしわ寄せがくるものの、全員がその人の体調の変化を感じ取れることで、一時的なしわ寄せだとしても、みんなで普段以上の力を発揮してカバーできることでしょう。

そして、離脱した人も早い段階で療養に入れるため、長期離脱せずに済むことが多くなり、組織として、高いレベルでのパフォーマンスを維持できるようになります。

さらに、これからのビジネスで必要となってくる、相手を蹴落として自分だけが利益を得ようという考えではなく、互いが互いを成長させる中で利益を得ようという考え方を自然と実践するきっかけになったり、他にもビジネス的な分野にも多大なプラスの効果を与えてくれるでしょう。

また、選挙活動における握手の効果も半減するでしょうから、候補者のマニュフェストを冷静に吟味できる人が増えるでしょうし、詐欺師から身を守りやすくなることも期待できるでしょう!

そのことによって、日本の経済や政治が根本的に向上してくれれば、我々の生活(経済面でも心身面でも)にとって、良いように作用してくれることでしょう。



こうやってみると、

「握手ってステキやん(バラ珍の紳助風に)」

て思いません?(笑)

この『握手運動』が、犯罪を減らし、日本経済の発展につながり、うつ病などで苦しむ人が減り、自殺者が減る一躍を担えれば、と心から願っています。

兄やん

2007年11月05日

人口減の時代への変化 その1

今までは、世界的に見ても人口が増え続けてきた時代だったので、人口減の時代に突入したらどうするか?ということを真剣に考えてこなかったように感じます。もちろん、まだ人口減になった国自体は非常に少ないのですが、いずれ、世界的な人口減の時代がやってくることは、間違いないでしょう。

今まで日本は、他国の真似をすることにより、最初にはじめることの労力を回避しながら、ある意味で効率よく経済発展を遂げてきました。その反面、前例主義が強固なものとなり、前例のないことをやりたがらない習慣が身についてしまいました

兄やんは以前、スポーツジャーナリストの二宮清純氏の講演を聞いたことがあるのですが、Jリーグ発足時の裏話には、川淵キャプテンの知られざる奮闘劇があったそうです。結構前なので、だいたいこんなことを言っていた、ということになりますが、ご了承下さい。

当時、日本にはプロスポーツリーグは野球しかありませんでした。そして、サッカーのプロリーグ化について議論をしていく中で、「まだ時期尚早ではないか」といった意見や、「前例がない」などの意見が出て、この話が頓挫しかけていました。

そんな時、川淵キャプテンは、

「時期尚早という人は、100年経っても、時期尚早という。前例がないという人は、200年経っても、前例がないという」

そう言って、反対意見を押しのけ、Jリーグ発足に至った・・・という感じの話でした。

兄やんは、前例至上主義を非常にもったいなく思います。なぜなら、前例がないということは、自分が第一人者になるチャンスが目の前にぶら下がっている状態だからです。目の前にチャンスがあるのに、多少のリスクや手間を面倒がって放置するのは、もったいない以外の言葉が見当たりません。

確かに、日本は前例にならって真似をしていくことによって発展してきた国ですが、今の日本はそんなことばかりをするべき状態の国ではありません。

この期に及んで(今の日本の世界的な位置づけから考えて)、「前例、前例・・・」と言うのは、成人して子どもが生まれ、自分の子どもが成人してもなお、自分の親に身の回りの世話をしてもらおうとしているのと変わらないのではないでしょうか?

そして、今の日本の人口減という状況は、前例がないので、他国の真似をできる状況ではありません。逆に言えば、他国は人口減に関する情報が日本よりも少なく、問題点を解決するための情報や問題意識をもった数少ない国であると言える、まさしく目の前にチャンスがぶら下がっている状態なのです。

それなのにも関わらず、この問題に取り組む姿勢というのが、日本全体がこのチャンスを活かそうとする気がないように感じます。これは、政治家や行政だけの問題ではなく、日本国民1人ひとりの質の低下も問題なのです。

例えば、学校にはモンスターペアレントという無茶苦茶な要求を学校につきつける親が存在しており、以前、ゴーログでも紹介されていたような、「考えられない」ことを言う人間が後を絶ちません。

また、医療従事者に対するモンスターペアレント化は、訴訟にまでなっていますが、『医療の限界』によると、医療というのは、最新医療や、確立されている医療と言えども、患者の体質や生活環境によって、均一ではないので、常に完璧なものではないのです。

それなのにも関わらず、医療の現場を知らない人間が土足で踏み込んでいき、ミスとは言えない事象までミスとして訴訟を受け、医師免許剥奪されたり、刑事訴訟を起こされたりするのでは、医療に従事する人間が減るのは当然のことです。

そして、医療従事者が減ることによって、残された人間への負担が高まり、必然的にミスが起こりやすくなり、また訴訟を起こされる、というような悪循環に陥ってしまいます。

これら、モンスターペアレント化する暴徒が増え続ける原因は、「お客様は神様です」という言葉を拡大解釈し、無茶苦茶する客がいるからと言うことが言えます。さらに言えば、その神様の言うことをなんでも聞き続けてきた企業側にも問題はあります。


この問題(モンスター化)は、教育・医療・経済を圧迫する原因だけでなく、人口減、少子化問題、年金問題と密接につながっていて、これらに共通するのが、若者への過剰な負担と圧力です。

これらの問題は、若者への過剰な負担と圧力を減らし、適正な状態に戻すことと、戻すための清算をすることを前提に考えていけば、おのずと解決策は出てくるでしょうが、そのためには多くの利権を解体する必要が出てきます。

これまでは、利権の維持をしながら問題を見て見ぬフリしてきたわけですが、これ以上そんな愚かなことが続けられる状態ではなくなってきています。

これ以上続けていけば、木村剛さんがよく言うように、日本は、「かつて栄えた国」とされるでしょう。さらに、兄やんはこれに「ダメになる例」として紹介されると思います。

もちろん、メンツや評価が一番大事なのではなく、そうなるということは、そこで生活をする多くの日本人が想像だにできないような苦労を味わうことになることも意味しています。

今の日本はこういう状態です。こういう状態でもまだ利権の維持を続けていくつもりですか?

そしてそろそろ気づきませんか?中国が国民のフラストレーションを反日デモなどで解消させようとするのと同様に、ホリエモンや村上ファンドをダシに、等身大以上の罪や悪いイメージを隠れ蓑に、「本当に」自分たちさえよければそれでいいと考えている連中がいるということを!

このテーマの続きは、後日『人口減の時代への変化 その2』としてを更新します。