こんにちは、こんばんは。
『兄やん公式ブログ 2』とかでおなじみの兄やんです。
タイトルにあるように、この度、書評メルマガをはじめました。
細かいことはさておき、早速記念すべき第1号をご覧下さい。
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この本にある自白というのは、『嘘の自白』のことで、いわゆる冤罪で
逮捕された人が自白する、というケースについて書かれた本です。
読み終わってから、冒頭にあったこの文章が、非常に説得力を持つな~、
と感じました。
(引用ここから-4ページ)
自分は濡れ衣を着せられるようないかがわしいことをしないとか、たとえ濡れ衣を着せられそうになっても、ちゃんと抵抗してみせるという人もいるかもしれないが、現実に起こる冤罪事件は、それほどなまやさしいものではない。冤罪を作り出す問題の過半は、私たち自身ではなく、私たちを囲む状況の側にあるからである。
(引用ここまで)
この本の中では、公権力や政治的圧力などが介入していないことを前提で書かれているものの、たとえそういった介入がなかったとしても、十分に自白してしまいかねないと思える内容が、本章では、実例を交えて紹介されています。
心理学的な解説はないものの、心理学を少しかじったことのある人なら、解説がなくともその影響力が理解できると思います。
それでも、読んでない人は「自分は大丈夫!」と思うかもしれませんが、複数の条件が複雑に絡み合ったものが、無実の人間に襲いかかります。
実際、どういったことで自白せざるを得ないと思えるのか?については、次回から紹介するつもりですが、この本にはそれだけではない、他にも見過ごすことのできない重要なことが書かれています。
例えば、19ページにあるこの部分は、ぜひ取り調べをする側の人間、及び裁判制度の見直しを含めて、裁判に関わる人に注視してもらいたいと思います。
(引用ここから)
まちがいは気づいた時点で正されるべきもの。冤罪もそれとわかった時点で正され、同時になにゆえそのようなことが起こってしまったのかが究明されなければならない。しかしわが国においては、これまで数知れない冤罪がくりかえされてきたにもかかわらず、これについての公の調査がされたことが一度もない。
(引用ここまで)
これは、最近TVなどでも晒される機会が増えてきた、公務員などの税金をもらっている職業に共通する杜撰(ずさん)な部分で、一般企業で働く人からすれば、『考えられない』ことです。
ここにはツッコミどころが満載で、冤罪になった場合のことを考えれば、まちがいかもしれないという時点で、いろいろとするべきことがあるハズです。
冤罪だった場合、真犯人は堂々と世の中を歩き回ることになるし、間違われた人の人生は、取り返しのつかないことになってしまう・・・。
そういった意識が微塵もないからこそ、冤罪という可能性を考えることもなく、それを究明されることもないのでしょう。
さらに、冤罪であるということが証明された後も、こういうことが2度と起こらないように調査なり、改善のための動きがないという、自分たちに都合の悪いことをすべてもみ消すというのも『考えられない』ことです。
本章では、宇和島事件、甲山事件、仁保事件、袴田事件などの実際の事件を元に、さらなる『考えられない』ような実態と、自白に追い込まれてしまうようなやり口などが書かれています。
この続きは、次回にでも紹介します。
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発行者:兄やんこと木村尚樹
