兄やん公式ブログ 2

(前の記事) 若者の奴隷化を名言する文科相
        兄やん公式ブログ 2
(次の記事)テスト投稿

トップページ > こころのままにっき 2 > 今度こそ引退・・・

20_p-bb-tp0-061015-0004-m.jpg兄やんが最も好きなプロ野球選手が引退する・・・。

その名は川相昌弘

川相は、投手だったが、巨人に入団してから内野手に転向。
その後、自分がプロで生きていくための道を模索する中、守備やバント、サインプレーという武器を猛練習で習得した。

そして、巨人の1軍の試合でもレギュラーとして活躍し、バントの世界記録を樹立するまでの選手になった。

しかし、レギュラーで戦っていく実力を持っていたのにも関わらず、ホームランを打つ選手ではなかったためだけに出場機会が減り、活躍する機会も失われていった。

巨人が弱くなったのも、川相という日本の2番バッターの鏡とも言えるような、相手投手の嫌がるバッターを排除し、ホームランバッターという率としては非常に少ないバクチに出たことが、大きな理由だった。

そもそも、ホームランをたくさん打つ選手は、頑張っても年間50本前後しか打てていません。ホームランを打たれるかもしれない、というプレッシャーもあるかもしれませんが、川相のような選手が抜けるだけのマイナス要素を考慮すれば、川相をハズすという行為が全く理解できません。




野球をある程度知っている人なら分かると思いますが、出場機会が減り始めた頃の川相は、まだまだ一線で活躍できる力も持っていたし、相手ピッチャーからもかなり嫌がられる存在だった。

当時のエース級のピッチャーにアンケートをとれば、巨人で嫌な選手の中の上位に川相は絶対入ってくる、それくらいの選手だった。

川相は守備やバントに目がいきがちですが、バッティング技術もかなりのものを持っていて、ホームランこそ打ちませんが、

・流し打ちがうまい
・エンドランなどのサインプレーも巧み
・相手ピッチャーに球数を投げさせるために、ファウルで粘る
・選球眼も良い選手
・走塁技術も安定してしっかりとしている
・これだけのことをできる選手なので、ランナーがいるときに何をしてくるか分からない

などのいわゆるクセのある選手だったんです。




流し打ちやエンドランに関して言えば、ダブルプレーを防ぐだけでなく、1塁でも川相の流し打ち技術と、1塁ランナーの足が速い場合が重なれば、ランナー1塁で流し打ちされるだけで1点取られるケースもあったのです。

さらに、バントだけでなくバッティングも3割を打ったシーズンもあるくらい技術のある選手なので、バスターなどの小技をガンガンしかけることができるので、相手ピッチャーだけでなく、野手や相手ベンチとしても嫌な存在だったわけです。

さらに、球数を投げさせたり、選球眼もいいので、相手投手のリズムを崩させたりスタミナを奪ったりすることで、続くバッターに有利に展開させる演出もできる選手です。

さらに、バントに限って言えば、レギュラーでバントを決め、他のプレーでもチームのためにこれだけのことをしてくれる選手がいることで、「川相がしっかり送ってくれたんだから」と、選手個々の士気も上がります。

さらに、得点圏にランナーを進めることによって相手投手へのプレッシャーを与えるだけでなく、ダブルプレーというリスクが減り、続くバッターが思い切って打てたり、追い込まれてもヒット狙いで回避しようというゆとりを持てるようにもなるのです。

守備に関しては賞を何度も取っているので、今更言う必要もないので省きます。




そして、これだけの選手が、ホームランを打たないという理由だけで、出場機会を減らされる、というひどい仕打ちに耐えながらも巨人で腐らずやってきたのだが、球団に引退に追いやられるというカタチで一度は巨人を引退した。

兄やんが学生時代に野球をやっている頃から、こういうスタイル、ポジションの重要性を把握していたので、それを目指していただけに、そういった役目は必要ない、ということをプロの世界でやられたもんだから、一気に野球熱も冷めてしまったのを今でも覚えている。

兄やんは巨人が大嫌いになったのは、他の球団からいっぱい選手をとったことよりも、川相という選手を、しかも、選手として一番脂ののった時期にそういうことをしたからです。

その際、球団は川相を大して重要に思ってもなく、使ってもいなかったくせに、球団のイメージをあげるためだけに川相用にセレモニーを組んで、メディア関係もそれに乗っかって、川相を「世界記録保持者」「いぶし銀」などとはやしたててきた。

兄やんとしては、基本的にこういった縁の下の力持ちの存在にスポットを当てて評価する、その評価の度合いの高い日本の文化を、一定の評価をしているけど、本質的に川相が活躍できたのに出場機会を減らされたことに言及するわけでもなく、イメージのためだけにされたのには腹が立った。




そして、TV局関係に出入りしているプロ野球のOBが落合監督が好きじゃない人が多いせいか、今回の引退に関しては、大して取り上げられなかった。

それも非常に腹立たしいです。

しかし、フロントや球団にいろいろ問題もあり、その年から監督をやることになった落合監督に拾ってもらい、3年間中日でプレーした。

その間、今年を含めて優勝2回と2位という好成績をおさめています。もちろん、その前の年から地力はついてきていましたが、川相の存在がどれだけ大きかったか?ということは落合監督も言っているくらいです。

野球人気がなくなっている理由(厳密には巨人人気ですが)を挙げる際に、こういった川相のような選手の活躍できる場が少なくなっている、ということを言うプロ野球関係者が少ないことが非常に残念に思います。

いろんな個性を持った選手が、自分の個性を活かして活躍している。そんな姿が見られないのも、巨人の視聴率を下げている理由の一因だということも考えて欲しいですね。




最後に、日本の野球であれ、アメリカのベースボールであれ、技術や基礎能力だけでなく、メンタル部分の要素が非常に大きいスポーツがこの野球である。

アメリカにはアメリカ流のメンタル技術と、日本には日本流のメンタル技術が必要となってくる。

それは、外人の監督が来たところで、相手のいるスポーツなので、日本で育った選手のメンタルな部分を理解していないと、作戦も通用しないことがよくある。

WBCでも日本的な野球をやった結果、いろいろあったけど結果的に優勝できた。

これを機に、こういった川相のような選手への評価ももう一度しっかりと見直していって欲しいと、心から思います。

メルマガ登録・解除 ID: 0000247747
ブロガー兄やんの書評メルマガ『兄やん的に』
   
バックナンバー powered by まぐまぐトップページへ

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://kimkimniyan.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/119

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前に兄やんの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)